縦型レーザ加工機(Co2 Laser 40W)
縦型レーザ加工機を作成しました。
通常はレーザ管を横に配置固定し反射ミラー(3枚)を介してフォーカスレンズをXY軸に動かし彫刻やカットを行う様式が多いようです。
ただ、その場合、レーザから加工物までの距離が可変するので、距離が長くなるとロスが多くなる点と、レーザ光軸の調整がとても大変で私みたいな素人にはうまく調整ができません。。
その点、レーザ管から直にフォーカスレンズを通す方式の縦型ですと、ロスも少なく光軸調整も簡単(ほぼ不要)と考え、この形にしました。
ただ、当然動かす対象物がレーザ管、並びに対象物になるので重量がある程度あり、高速に動かすのは苦手となります。
また、見て分かるようにレーザ管を縦にする関係で、かなり大きな装置となってしまいます。
私の目標は彫刻ではなく対象物(主にMDF材、アクリル)のカットなのでそこまでの高速性は要らないので、縦型がベストと思います。
※まだ試作機なので、バラック状態ですが。
背景が汚く見にくいのはご容赦を。
Co2レーザ管/電源(40W)/フォーカスレンズ等は中華圏のCo2 Laser彫刻機をバラして使用しています。
構造は、
・Co2レーザ管40Wを縦に配置
・X軸はレーザ管をY軸はワークベンチを移動する形にしました。
ワークエリアはX軸約850mm Y軸約800mm
レーザはカットを主体とするので101.6mm(4インチ)のフォーカスレンズを用いました
・土台はイレクターというDIYパイプ
http://www.diy-life.net/
・リニア部材は(中国製V-Slot的な物)
・加工台はAL-FRAMEというフレーム部材と、L型アルミアングル
http://adf-al.com/main/?page_id=38
CNC制御部はGrbl(1.1f)
■試し切り(ファーストカット)
50mm角に40mmの円をカット
MDF 12mm (8mmでした)
F10mm/s 50%出力(約10mA)で、2パスでカット出来ました。